赤外線フレンツェル眼鏡をつくる(4)その後の経過
3年ぶりのブログ更新です。
自作の赤外線フレンツェル眼鏡ですが、2年以上仕掛かりのまま棚晒しになっていました。というのも目に照射する赤外線の強度についての情報がなかったからです。
JISに赤外線フレンツェル眼鏡の規格はないし、めまい平衡医学会の検査基準にもないようです。医学系や工学系の論文も調べてみましたが、赤外線の網膜への影響が体系的に記載された論文は見あたりませんでした。
紫外線と違って赤外線の網膜に対する影響はほぼないようです。昔こたつの中の赤外線ヒーターを覗くと目が悪くなると親にいわれたので変な先入観があったようです。
ちなみに赤外線こたつの赤いランプヒーターは、本来赤外線は目に見えない筈なのに赤い可視光も出るようにした方が消費者受けするので、その様な仕様になったらしいです。
というわけで赤外線LEDを電圧制御して、虹彩紋理がはっきり認識できる程度の一番弱い照度に設定しました。
ちょっとレトロスペクティブになりますが、製作記を書き直してみようと思います。